ご挨拶

New UBRスタートに当たってのご挨拶

分子生物学の進展に伴い、核酸（DNA、RNA）、タンパク質（抗原、抗体）等の生体高分子を対象とする研究、医療への応用分野において、各種自動化システムの要請が高まっています。 UBRはシステム開発系バイオベンチャーPSSの開発担当子会社として、磁性体ビーズ試薬と組み合わせた核酸抽出、PCR測定、小型高感度免疫測定等の独創的システムの製品化を行って参りました。 2020年に発生しました新型コロナウイルス感染症対策として、全自動PCR検査システムgeneLEADシリーズは、ワールドワイドに使用され、高い評価を賜りました。 現在、新UBRには、上記システムの性能を発展させ、高分子から細胞にターゲットを変えた目的細胞自動分離や第三の生体マーカーである糖鎖解析等の次世代システムに目標を拡大し、大学病院や研究機関との共同開発に鋭意取り組んでおります。 また、製造と開発を混然とさせず、合理的に製品化を行うため、私がPSSから独立してUBRのマネジメントバイアウトを実施し、開発に集中する体制を構築いたしました。 将来に向かって、様々な独創技術との連携や試薬アプリケーションの多様化の可能性を追求すると共に、若い人材の育成にも努力して参ります。日本のバイオベンチャーとして存在感を高めて参りたいと考えています。 共感していただける皆様との出会いが楽しみです。 ご理解、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。